377 |
CRP高値 |
発熱, 炎症, 細菌感染症, 自己免疫疾患, 組織損傷 |
血液中のC反応性タンパク質(CRP)の濃度が高い状態。体内の炎症や組織損傷の指標となる。 |
378 |
CYFRA高値 |
肺癌, 非小細胞肺癌, 胸水, 咳, 呼吸困難 |
血液中のCYFRA 21-1(サイトケラチン19フラグメント)の濃度が高い状態。主に肺癌、特に扁平上皮癌の腫瘍マーカーとして用いられる。 |
379 |
C管理中 |
特定の状態または疾患の管理, 経過観察中, 治療継続中, 定期的な検査 |
医療機関における特定の病態や疾患(例:C型肝炎、慢性腎臓病など)が「C」というコードで管理されている状態。具体的な症状は、その「C」が何を指すかによる。 |
380 |
C型肝炎 |
倦怠感, 食欲不振, 黄疸, 肝機能異常, HCV抗体陽性, HCV-RNA検出, 肝硬変への進行リスク |
C型肝炎ウイルス(HCV)による肝臓の炎症。慢性化しやすく、肝硬変や肝細胞癌へ進行するリスクが高い。 |
381 |
C型肝炎ウイルス感染 |
HCV抗体陽性, HCV-RNA検出, 肝機能異常, 肝炎, 慢性化しやすい |
C型肝炎ウイルスが体内に存在している状態。無症状のまま慢性化し、肝硬変や肝癌へと進行する可能性が高い。 |
382 |
C型肝炎ウイルス感染の既往 |
HCV抗体陽性, HCV-RNA陰性, 肝機能正常, 自然治癒または治療による排除 |
過去にC型肝炎ウイルスに感染したが、現在はウイルスが排除され、治癒している状態。 |
383 |
C型肝炎ウイルス感染母体より出生した児 |
母体がHCV抗体陽性またはHCV-RNA陽性, HCV垂直感染リスク, 新生児のHCV-RNA検査, 乳幼児期の経過観察 |
C型肝炎ウイルスキャリアの母親から生まれた新生児。出生時のHCV垂直感染を予防するための対応や、その後の経過観察が必要。 |
384 |
C型肝炎ウイルス関連クリオグロブリン血症性血管炎 |
紫斑, 関節痛, 末梢神経障害, 腎機能障害, クリオグロブリン陽性, HCV抗体陽性, 血管炎 |
C型肝炎ウイルス感染によって引き起こされる自己免疫疾患。クリオグロブリンが血管に沈着し、全身性の炎症や臓器障害をきたす。 |
385 |
C型肝炎ウイルス性関節炎 |
関節痛, 関節の腫れ, 朝のこわばり, C型肝炎ウイルス感染, クリオグロブリン血症 |
C型肝炎ウイルス感染に伴って発生する関節炎。 |
386 |
C型肝炎合併妊娠 |
母体がHCV抗体陽性またはHCV-RNA陽性, HCV垂直感染リスク, 肝機能の経過観察 |
C型肝炎ウイルスキャリアの女性が妊娠した状態。児への垂直感染リスクがあるため、慎重な管理が必要。 |
387 |
C型肝硬変 |
倦怠感, 食欲不振, 腹水, 黄疸, 肝性脳症, HCV抗体陽性, 肝機能低下, 食道静脈瘤 |
C型肝炎ウイルス感染が長期化し、肝臓が線維化して機能が低下した状態。 |
388 |
C型急性肝炎 |
発熱, 倦怠感, 黄疸, AST/ALT高値, HCV-RNA検出, 自然治癒の可能性 |
C型肝炎ウイルスに初めて感染し、急性に肝炎を発症した状態。多くは無症状で慢性化する。 |
389 |
C型劇症肝炎 |
急速な意識障害, 著しい黄疸, 肝性脳症, プロトロンビン時間延長, 急性肝不全, C型肝炎ウイルス感染 |
C型肝炎ウイルス感染が原因で、肝機能が急速かつ重篤に悪化し、肝不全をきたす状態。発生頻度は低い。 |
390 |
C型食道閉鎖 |
出生後の泡沫状唾液, 授乳時の咳, チアノーゼ, 胃泡のガス, 食道の盲端, 先天性, 気管食道瘻 |
食道が途中で閉鎖し、食道の下部が気管に異常につながっている先天性奇形(最も一般的なタイプ)。 |
391 |
C型代償性肝硬変 |
自覚症状なしが多い, HCV抗体陽性, HCV-RNA検出, 肝線維化, 肝機能が比較的保たれている |
C型肝炎ウイルスによる肝硬変だが、肝機能がまだ比較的保たれており、肝不全の症状が顕著でない状態。 |
392 |
C型非代償性肝硬変 |
腹水, 黄疸, 肝性脳症, 食道静脈瘤出血, HCV抗体陽性, HCV-RNA検出, 肝機能著しい低下 |
C型肝炎ウイルスによる肝硬変が進行し、肝機能が著しく低下して様々な合併症を伴う状態。 |
393 |
C型慢性肝炎 |
倦怠感, 肝機能異常, HCV抗体陽性, HCV-RNA検出, 肝硬変への進行リスク |
C型肝炎ウイルス感染が6ヶ月以上持続し、肝臓の炎症が続いている状態。肝硬変や肝癌へ進行するリスクがある。 |
394 |
C群連鎖球菌菌血症 |
発熱, 悪寒, 低血圧, 血液培養陽性, 敗血症 |
C群連鎖球菌が血流に侵入し、全身に拡散している状態。肺炎、関節炎、骨髄炎などを引き起こすことがある。 |
426 |
FGF23関連低リン血症性くる病 |
低身長, O脚, 骨痛, 歩行異常, 血中リン低値, 尿中リン排泄増加, FGF23高値, 骨軟化症 |
FGF23の過剰作用によりリンの尿中排泄が増加し、骨の石灰化不全をきたすくる病。 |
427 |
FGF23関連低リン血症性骨軟化症 |
骨痛, 筋力低下, 病的骨折, 血中リン低値, 尿中リン排泄増加, FGF23高値, 骨石灰化不全 |
FGF23の過剰作用によりリンの尿中排泄が増加し、骨の石灰化不全をきたす成人期の骨軟化症。 |
428 |
FLT3-ITD変異陽性急性骨髄性白血病 |
貧血, 出血傾向, 発熱, 白血病細胞の増加, FLT3-ITD変異陽性, 予後不良 |
FLT3遺伝子に内部縦列重複(ITD)変異を持つ急性骨髄性白血病(AML)。予後不良因子の一つとして知られる。 |
429 |
FSH産生下垂体腺腫 |
月経不順, 性欲低下, 頭痛, 視野障害, FSH高値, 下垂体腺腫, ゴナドトロピン産生腫瘍 |
脳下垂体に発生する腫瘍で、卵胞刺激ホルモン(FSH)を過剰に産生する。 |
430 |
FSH単独欠損症 |
思春期発来不全, 性腺機能低下, 不妊症, FSH低値, LH正常または低値 |
卵胞刺激ホルモン(FSH)のみが選択的に欠損する稀な内分泌疾患。性腺機能低下をきたす。 |
431 |
G6PD欠乏性貧血 |
溶血性貧血, 貧血, 薬剤(酸化ストレス物質)服用後発症, ソラマメ摂取後発症, G6PD活性低下, ヘンツ小体 |
グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)の遺伝的欠損により、赤血球が酸化ストレスに弱く、溶血性貧血をきたす疾患。 |
432 |
GABAアミノ基転移酵素欠損症 |
重度の発達遅滞, てんかん, 筋緊張低下, 精神運動発達遅滞, 脳波異常, GABAトランスアミナーゼ活性低下 |
GABA代謝に関わる酵素(GABA-T)の欠損症。GABAの蓄積により重度の神経学的症状を引き起こす。 |