| 3448 |
家族性若年性ネフロンろう |
腎機能低下, 多尿, 口渇, 家族歴, 遺伝子変異, 腎組織の病理像, 若年発症 |
遺伝的要因により若年で多尿、口渇、腎機能低下をきたす疾患。腎臓の集合管や尿細管に嚢胞や線維化が生じる。 |
| 3449 |
家族性自律神経失調症 |
起立性低血圧, 発汗異常, 胃腸症状, 家族歴, 遺伝子変異, 末梢神経、中枢神経の自律神経障害, 進行性 |
遺伝的要因により自律神経系に障害が生じ、全身の様々な症状をきたす疾患。 |
| 3450 |
家族性腎炎 |
血尿, 蛋白尿, 腎機能低下, 家族歴, 遺伝子変異, 腎生検での病理診断, アルポート症候群、Fabry病など |
遺伝的要因により腎臓に炎症や機能障害をきたす疾患の総称。 |
| 3451 |
家族性靱帯弛緩症 |
関節の過可動性, 関節痛, 脱臼しやすい, 家族歴, 遺伝的要因, エーラス・ダンロス症候群 |
遺伝的要因により全身の靭帯が弛緩し、関節が異常に柔らかくなる状態。 |
| 3452 |
家族性脊髄性筋萎縮症 |
筋力低下, 筋萎縮, 線維束性収縮, 嚥下障害, 呼吸困難, 家族歴, 遺伝子変異, 脊髄の運動ニューロン変性, 乳幼児期発症型(Werdnig-Hoffmann病) |
遺伝的要因により脊髄の運動神経細胞が変性し、進行性の筋力低下と筋萎縮をきたす疾患。SMA。 |
| 3453 |
家族性赤血球増加症 |
顔面紅潮, 頭痛, めまい, 赤血球数増加, ヘモグロビン高値, 家族歴, 遺伝子変異, 良性の場合が多い |
遺伝的要因により赤血球が異常に増加する状態。通常は良性で症状を伴わないことが多い。 |
| 3454 |
家族性単発性副甲状腺機能低下症 |
低カルシウム血症症状, 血中カルシウム低値, 血中PTH低値, 家族歴, 遺伝子変異, 常染色体優性または劣性遺伝, 副甲状腺の機能不全 |
遺伝的要因により副甲状腺ホルモンの分泌が単独で不足し、低カルシウム血症をきたす疾患。 |
| 3455 |
家族性大腸ポリポーシス |
多数の大腸ポリープ, 血便, 腹痛, 家族歴, 大腸癌の高リスク, APC遺伝子変異, 常染色体優性遺伝, 大腸全摘術の検討 |
APC遺伝子の遺伝的変異により、大腸に多数の腺腫性ポリープが形成され、ほぼ100%大腸癌に移行する疾患。FAP。 |
| 3456 |
家族性地中海熱 |
発熱(周期性), 腹痛, 胸痛, 関節痛, 発疹, 家族歴, MEFV遺伝子変異, 自己炎症性疾患, アミロイドーシス |
遺伝的要因により、周期的に発熱、腹痛、胸痛、関節痛などを繰り返す自己炎症性疾患。アミロイドーシスを合併することがある。 |
| 3457 |
家族性中枢性尿崩症 |
多尿, 多飲, 口渇, 夜間頻尿, 家族歴, ADH(抗利尿ホルモン)分泌低下, AVP遺伝子変異, 尿浸透圧低値 |
遺伝的要因により視床下部からの抗利尿ホルモン(ADH)分泌が不足し、多尿と多飲をきたす疾患。 |
| 3458 |
家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症 |
血中カルシウム高値, 尿中カルシウム低値, 無症状, 家族歴, 遺伝子変異, 常染色体優性遺伝, 副甲状腺摘出術無効 |
遺伝的要因により血中カルシウムが高くなるが、尿中カルシウムは低値である疾患。通常は良性で治療不要。 |
| 3459 |
家族性低ベータリポ蛋白血症1・ホモ接合体 |
脂肪便, 成長障害, 神経学的症状, ビタミンE欠乏, 血中LDLコレステロール超低値, 血中トリグリセライド超低値, 家族歴, MTTP遺伝子変異, 無βリポタンパク血症 |
遺伝的要因によりリポタンパク質が産生されず、脂肪吸収不良と神経症状をきたす重篤な疾患。無βリポタンパク血症。 |
| 3460 |
家族性低リン血症 |
低身長, 骨の変形, 骨痛, 血中リン低値, 尿中リン排泄増加, 家族歴, 遺伝子変異 |
遺伝的要因により血中リンが異常に低くなり、骨の石灰化不全(くる病、骨軟化症)をきたす疾患。 |
| 3461 |
家族性特発性基底核石灰化症 |
運動障害, 認知症, 精神症状, 家族歴, 脳CTでの基底核石灰化, 遺伝子変異, ファー病 |
脳の基底核に異常な石灰化が生じ、進行性の神経症状をきたす遺伝性疾患。ファー病。 |
| 3462 |
家族性ドルーゼン |
視力低下, 中心暗点, 家族歴, 眼底のドルーゼン, 遺伝子変異, 若年発症, 黄斑変性症 |
遺伝的要因により眼底の黄斑部にドルーゼンが形成され、視力低下をきたす疾患。若年発症が多い。 |
| 3463 |
家族性軟骨石灰化症 |
関節の痛み, 関節の腫れ, 軟骨の石灰化, 家族歴, 遺伝子変異, ピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)結晶沈着症 |
遺伝的要因により関節軟骨にカルシウム(ピロリン酸カルシウム二水和物)が沈着し、関節炎をきたす疾患。 |
| 3464 |
家族性パーキンソン病 |
振戦, 固縮, 動作緩慢, 姿勢反射障害, 家族歴, 遺伝子変異, 進行性 |
遺伝的要因によって発症するパーキンソン病。 |
| 3465 |
家族性パーキンソン病Yahr1 |
振戦, 固縮, 動作緩慢, Yahr Stage I, パーキンソン病の家族歴, 遺伝子変異 |
家族性パーキンソン病のYahr Stage I。症状が体の一側のみに現れる。 |
| 3466 |
家族性パーキンソン病Yahr2 |
振戦, 固縮, 動作緩慢, Yahr Stage II, 家族性パーキンソン病の既往, 遺伝子変異, 軸性症状なし |
家族性パーキンソン病のYahr Stage II。症状が両側に現れるが、姿勢反射障害はまだない。 |
| 3467 |
家族性パーキンソン病Yahr3 |
振戦, 固縮, 動作緩慢, 姿勢反射障害, Yahr Stage III, 家族性パーキンソン病の既往, 遺伝子変異, 日常生活に支障 |
家族性パーキンソン病のYahr Stage III。姿勢反射障害が出現し、日常生活に支障をきたす。 |
| 3468 |
家族性パーキンソン病Yahr4 |
重度の振戦, 重度の固縮, 重度の動作緩慢, 著しい姿勢反射障害, 自立した歩行が困難, Yahr Stage IV, 家族性パーキンソン病の既往, 遺伝子変異 |
家族性パーキンソン病のYahr Stage IV。日常生活動作の介助が必要となる。 |
| 3469 |
家族性パーキンソン病Yahr5 |
寝たきり, 車椅子生活, 重度の振戦、固縮、動作緩慢, Yahr Stage V, 家族性パーキンソン病の既往, 遺伝子変異, 介護が必須 |
家族性パーキンソン病のYahr Stage V。寝たきりまたは車椅子生活で、全面的な介護が必要な末期。 |
| 3470 |
家族性肥大型心筋症 |
呼吸困難, 胸痛, 動悸, 失神, 心突然死のリスク, 家族歴, 心筋肥大, 遺伝子変異, 心筋症 |
遺伝的要因により心筋が肥厚し、心機能が障害される疾患。突然死のリスクがある。 |
| 3471 |
家族性複合型高脂血症 |
血中LDLコレステロール高値, 血中トリグリセライド高値, 心血管疾患のリスク増加, 家族歴, APOB遺伝子変異, 遺伝子多型, 脂質異常症 |
遺伝的要因と生活習慣が複合的に関与し、LDLコレステロールとトリグリセライドが両方高くなる疾患。 |
| 3472 |
家族性部分性脂肪萎縮症 |
脂肪組織の部分的な消失, インスリン抵抗性, 糖尿病, 高トリグリセライド血症, 家族歴, 遺伝子変異, リポジストロフィー |
遺伝的要因により身体の一部の脂肪組織が選択的に消失し、糖尿病や高脂血症をきたす疾患。 |