| 983 |
アッシャーマン症候群 |
月経量減少, 無月経, 不妊症, 流産歴, 子宮内膜掻爬歴, 子宮鏡での癒着確認 |
子宮内腔に癒着が形成され、月経異常や不妊症を引き起こす状態。子宮内手術が原因となることが多い。 |
| 984 |
圧縮胎児 |
子宮内胎児死亡, 胎児の縮小, 子宮内で死亡した胎児の残存, 超音波検査での確認 |
子宮内で胎児が死亡した後、羊水が吸収され、胎児が圧迫されて小さくなった状態。通常、数週間以上子宮内に留まった場合にみられる。 |
| 985 |
圧痛 |
触れると痛みがある, 患部の腫れ, 発赤, 炎症, 損傷 |
身体の特定の部分を圧迫したり触れたりしたときに生じる痛み。炎症や損傷の兆候。 |
| 986 |
圧迫顔面 |
顔面の紅潮, 顔面の腫脹, 点状出血, 外傷歴, 窒息 |
胸部や腹部に強い圧迫が加わった際に、顔面や頸部の静脈がうっ血し、点状出血や紅潮をきたす状態。 |
| 987 |
圧迫骨折 |
背中の痛み, 身長低下, 後弯変形, 骨粗鬆症, 転倒, レントゲンでの椎体圧潰 |
椎体が垂直方向に押しつぶされるように骨折した状態。骨粗鬆症や外傷が原因。 |
| 988 |
圧迫神経炎 |
痛み, しびれ, 感覚障害, 筋力低下, 特定の部位の圧迫, 神経伝導速度検査異常 |
神経が物理的に圧迫されることで生じる炎症や機能障害。痛み、しびれ、筋力低下などをきたす。 |
| 989 |
圧迫性潰瘍 |
皮膚の発赤, びらん, 潰瘍形成, 痛み, 長期臥床, 栄養状態不良 |
身体の特定の部位に持続的な圧迫が加わることで、皮膚や組織が損傷し、潰瘍を形成する状態。褥瘡と同義。 |
| 990 |
圧迫性脊髄炎 |
脊髄の痛み, 筋力低下, 感覚障害, 膀胱直腸障害, 脊髄MRIでの圧迫, 腫瘍, 椎間板ヘルニア, 外傷 |
脊髄が物理的に圧迫されることで生じる炎症や機能障害。原因は腫瘍、椎間板ヘルニア、外傷など様々。 |
| 991 |
アップルピール症候群 |
嘔吐, 腹部膨満, 腸閉塞, 腸の捻転, 小腸の広範囲欠損, 先天性, 短腸症候群 |
小腸の先天性奇形。小腸の広範囲が欠損し、残存部がリンゴの皮のように巻いている。重度の腸閉塞をきたす。 |
| 992 |
圧挫後遺症 |
痛み, しびれ, 筋力低下, 感覚障害, 患部の腫脹, 圧挫傷の既往, コンパートメント症候群 |
圧挫傷(クラッシュ症候群を含む)の後に残る様々な症状。神経障害や筋力低下、慢性疼痛など。 |
| 993 |
圧挫傷 |
痛み, 腫脹, 皮下出血, 筋力低下, 感覚障害, 重度の圧迫外力, クラッシュ症候群, 急性腎不全 |
身体の一部が長時間、強く圧迫されることで、筋肉や神経などの組織が損傷する外傷。 |
| 994 |
圧挫創 |
皮膚の傷口, 出血, 痛み, 組織の壊死, 感染のリスク, 重度の圧迫外力 |
身体の一部が強く圧迫され、皮膚が裂けたり潰れたりするような損傷。 |
| 995 |
アテトーシス |
不随意運動, 姿勢の不安定性, 筋緊張の変動, 発語困難, 脳性麻痺, 錐体外路系障害 |
ゆっくりとした、不規則でうねるような不随意運動を特徴とする運動障害。脳性麻痺の一病型として見られることが多い。 |
| 996 |
アテトーシス型脳性麻痺 |
不随意運動, 筋緊張の変動, 姿勢の維持困難, 発語困難, 平衡障害, 周産期の脳損傷, 脳性麻痺 |
脳性麻痺の一病型で、アテトーシス運動(ゆっくりとしたうねるような不随意運動)を主徴とする。 |
| 997 |
アテトーゼ型四肢麻痺 |
不随意運動, 筋緊張の変動, 四肢の運動障害, 発語困難, 脳性麻痺 |
アテトーシス運動を主徴とする四肢の麻痺。脳性麻痺の一部として見られることが多い。 |
| 998 |
アテローム |
皮膚のしこり, 皮膚の小孔, 内容物の排出, 毛包や皮脂腺の貯留嚢胞, 良性腫瘍, 炎症や感染のリスク |
皮膚の下にできる、皮脂や角質が詰まった袋状の良性腫瘍。粉瘤(ふんりゅう)と同義。 |
| 999 |
アテローム化膿 |
アテロームの痛み, アテロームの腫れ, 発赤, 熱感, 膿の排出, 発熱, 細菌感染 |
アテローム(粉瘤)に細菌が感染し、炎症を起こして膿がたまった状態。 |
| 1000 |
アテローム血栓性脳梗塞 |
片麻痺, 感覚障害, 失語症, 意識障害, 脳の血管の動脈硬化, 血栓形成, 脳MRI/CTでの梗塞巣確認 |
脳の血管の動脈硬化巣に血栓ができ、血管が閉塞して脳組織が壊死するタイプの脳梗塞。 |
| 1001 |
アテローム血栓性脳梗塞・急性期 |
突然の片麻痺, 突然の感覚障害, 突然の失語症, 発症から4.5時間以内, 脳MRI/CTでの梗塞巣確認, 動脈硬化と血栓 |
アテローム血栓性脳梗塞の発症から、特に治療が緊急を要する超急性期(4.5時間以内)から数日以内。 |
| 1002 |
アテローム血栓性脳梗塞・慢性期 |
片麻痺の後遺症, 感覚障害の後遺症, 失語症の後遺症, 発症から数ヶ月以上経過, 脳MRI/CTでの陳旧性梗塞巣確認, 再発予防の管理 |
アテローム血栓性脳梗塞の発症から時間が経過し、症状が固定化したり、後遺症が残存している時期。 |
| 1003 |
アテローム動脈硬化症 |
狭心症, 心筋梗塞, 脳梗塞, 間歇性跛行, コレステロール高値, 高血圧, 喫煙, 血管壁へのプラーク沈着 |
動脈の壁にコレステロールなどが沈着してプラークを形成し、血管が硬くなり狭くなる病気。心筋梗塞や脳梗塞の原因となる。 |
| 1004 |
アディー瞳孔 |
瞳孔の拡大, 光への反応鈍い, 近見反応が遅延, 深部腱反射の消失, 自律神経障害, 副交感神経の障害 |
片側の瞳孔が拡大し、光への反応が鈍くなるが、近くを見る際にはゆっくりと縮瞳する特徴的な瞳孔異常。自律神経障害による。 |
| 1005 |
アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症 |
腎結石, 腎機能障害, 血尿, 繰り返す尿路感染症, APRT酵素活性低下, 2,8-DHA尿中排泄増加, プリン代謝異常症 |
プリン代謝に関わる酵素APRTの欠損症。2,8-ジヒドロキシアデニンという物質が蓄積し、腎結石や腎機能障害を引き起こす。 |
| 1006 |
アデノイド咽頭炎 |
鼻閉, 鼻汁, いびき, 口呼吸, アデノイドの腫脹, 咽頭の炎症, アデノイド肥大 |
アデノイドと咽頭の炎症。アデノイド肥大を伴うことが多い。 |
| 1007 |
アデノイド増殖症 |
鼻閉, いびき, 口呼吸, 滲出性中耳炎, 睡眠時無呼吸, アデノイドの肥大, 小児に多い |
鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)が異常に大きくなる状態。小児に多く、鼻閉や中耳炎の原因となる。 |