| 1208 |
アレルギー性鼻炎 |
鼻水, 鼻づまり, くしゃみ, 鼻の痒み, アレルゲン曝露歴, 季節性または通年性, アレルギー検査陽性 |
アレルゲン(花粉、ハウスダストなど)によって引き起こされる鼻の炎症。 |
| 1209 |
アレルギー性鼻結膜炎 |
鼻水, 鼻づまり, くしゃみ, 目の痒み, 目の充血, アレルゲン曝露歴, 花粉症 |
アレルゲンによって鼻と結膜の両方に炎症が起こる状態。花粉症の症状が典型。 |
| 1210 |
アレルギー性鼻副鼻腔炎 |
鼻水, 鼻づまり, くしゃみ, 顔面痛, 嗅覚障害, 後鼻漏, アレルゲン曝露歴, 副鼻腔の炎症 |
アレルゲンによって鼻腔と副鼻腔の両方に炎症が起こる状態。 |
| 1211 |
アレルギー性副鼻腔炎 |
鼻水, 鼻づまり, 顔面痛, 嗅覚障害, 後鼻漏, アレルゲン曝露歴, 副鼻腔の炎症, 鼻茸 |
アレルゲンによって副鼻腔に炎症が起こる状態。慢性化することもある。 |
| 1212 |
アレルギー性浮腫 |
皮膚の腫れ, 痒み, 目の周り、唇、舌、喉の腫れ, アレルゲン摂取または接触歴, 血管性浮腫, 呼吸困難 |
アレルギー反応によって皮膚や粘膜に腫れが生じる状態。血管性浮腫とも呼ばれ、喉に生じると呼吸困難をきたすことがある。 |
| 1213 |
アレルギー性ぶどう膜炎 |
目の痛み, 目の充血, 視力低下, 羞明, アレルゲンへの曝露歴, 眼内炎症, ステロイド治療への反応 |
アレルギー反応によって眼のぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症が起こる状態。 |
| 1214 |
アレルギー性膀胱炎 |
排尿時痛, 頻尿, 尿意切迫, 血尿, アレルゲン接触歴, 膀胱刺激症状, 好酸球性膀胱炎 |
アレルギー反応によって膀胱に炎症が起こる状態。好酸球性膀胱炎など。 |
| 1215 |
アワビアレルギー |
口の周りの痒み, 蕁麻疹, 腹痛, 吐き気・嘔吐, 呼吸困難, アワビ摂取歴, IgE抗体陽性 |
アワビを摂取することで引き起こされるアレルギー反応。重篤なアナフィラキシーをきたす可能性もある。 |
| 1216 |
アンギナ |
胸痛, 労作時増悪, 安静で改善, ニトログリセリンで改善, 冠動脈狭窄, 虚血性心疾患 |
心筋への血流が一時的に不足することで生じる胸痛。狭心症と同義。 |
| 1217 |
鞍結節部悪性髄膜腫 |
頭痛, 視力障害, 視野障害, ホルモン異常, 鞍結節部腫瘤, 組織学的悪性所見, 急速な増大 |
鞍結節部(脳のトルコ鞍の上の部分)に発生する髄膜腫の悪性型。視力・視野障害が主症状。 |
| 1218 |
鞍結節部髄膜腫 |
頭痛, 視力障害, 視野障害, ホルモン異常, 鞍結節部腫瘤, 良性腫瘍 |
鞍結節部(脳のトルコ鞍の上の部分)に発生する髄膜腫。視力・視野障害が主症状。 |
| 1219 |
アンジェルマン症候群 |
重度の発達遅滞, 知的障害, てんかん, 歩行障害, 特徴的な笑顔, 不適切な笑い, UBE3A遺伝子変異, 15番染色体異常 |
15番染色体上のUBE3A遺伝子の異常によって引き起こされる遺伝性疾患。「ハッピー・パペット症候群」とも呼ばれる。 |
| 1220 |
鞍状歯列弓 |
歯列の狭窄, 叢生, 咬合異常, 審美性の問題 |
歯列弓(歯の並び)が鞍のような形状に狭くなっている形態異常。 |
| 1221 |
鞍上部腫瘍 |
頭痛, 視力障害, 視野障害, ホルモン異常, 鞍上部腫瘤, 頭蓋咽頭腫、下垂体腺腫、胚細胞腫瘍など |
脳のトルコ鞍の上部(鞍上部)に発生する腫瘍の総称。視力・視野障害やホルモン異常をきたす。 |
| 1222 |
鞍上部胚細胞腫瘍 |
頭痛, 視力障害, 視野障害, 尿崩症, 性腺機能低下症, 鞍上部腫瘤, 腫瘍マーカー高値, 胚細胞腫瘍 |
鞍上部に発生する胚細胞由来の腫瘍。尿崩症や視力障害が特徴。 |
| 1223 |
安静時狭心症 |
胸痛, 安静時に発作, 夜間発作, ニトログリセリンで改善, 冠攣縮性狭心症, 冠動脈の攣縮 |
安静時や睡眠中に胸痛発作が生じる狭心症。冠動脈の攣縮(けいれん)が原因となることが多い。 |
| 1224 |
アンダーソン病 |
肝機能障害, 成長障害, 筋力低下, 多発性小脳病変, グリコーゲン蓄積, 枝分かれ酵素欠損, 糖原病IV型 |
グリコーゲン枝分かれ酵素の遺伝的欠損症(糖原病IV型)。肝臓、筋肉、神経系に異常なグリコーゲンが蓄積する。 |
| 1225 |
アンチトロンビンIII欠乏症 |
血栓症の反復, 家族歴, アンチトロンビン活性低下, 抗凝固療法への反応不良, 先天性または後天性 |
血液凝固抑制因子であるアンチトロンビンIIIが不足している状態。血栓症のリスクを高める。 |
| 1226 |
アンチトロンビン欠乏症 |
血栓症の反復, 家族歴, アンチトロンビン活性低下, 抗凝固療法への反応不良 |
血液凝固抑制因子であるアンチトロンビンが不足している状態。血栓症のリスクを高める。アンチトロンビンIII欠乏症と同義。 |
| 1227 |
アンチモン中毒 |
吐き気・嘔吐, 腹痛, 下痢, 心電図異常, 神経症状, アンチモン暴露歴 |
アンチモン(金属の一種)への暴露や摂取によって生じる中毒。消化器症状や心臓、神経への影響が特徴。 |
| 1228 |
安定型糖尿病 |
高血糖, 多飲, 多尿, 体重減少, 血糖コントロールが比較的良好, HbA1cが安定, 合併症なし |
糖尿病と診断されているが、血糖値が比較的安定しており、重篤な合併症や急激な変動がない状態。 |
| 1229 |
安定狭心症 |
胸痛, 労作時増悪, 安静で改善, ニトログリセリンで改善, 症状が安定, 冠動脈狭窄 |
労作時など心臓に負担がかかった際にのみ胸痛が生じ、症状が安定している狭心症。 |
| 1230 |
暗点 |
視野の一部が見えない, 視力低下, 頭痛, 網膜疾患, 視神経疾患, 脳疾患, 視野検査異常 |
視野の一部が欠けて見えなくなる状態。 |
| 1231 |
暗点発作 |
突然の視野欠損, 閃輝暗点, 頭痛, 脳虚血, 片頭痛の前兆 |
視野の一部が突然見えなくなる発作。片頭痛の前兆として現れる閃輝暗点などが代表的。 |
| 1232 |
アントレー・ビクスラー症候群 |
骨格異常, 特徴的な顔貌, 水頭症, 生殖器の異常, CYP9B1遺伝子変異, 先天性奇形症候群 |
頭蓋骨早期癒合、顔面中央の低形成、関節拘縮などを特徴とする稀な先天性症候群。 |