| 1308 |
医原性緑内障 |
眼圧上昇, 視力低下, 視野欠損, 特定の薬剤の使用, 緑内障 |
医療処置や薬剤が原因で引き起こされる緑内障。ステロイドが主な原因。 |
| 1309 |
胃原発絨毛癌 |
腹痛, 消化管出血, 体重減少, HCG高値, 組織学的絨毛癌の所見, 非常に稀な癌, 予後不良 |
胃に発生する非常に稀な悪性腫瘍。絨毛癌の組織学的特徴を持ち、hCGを産生することがある。 |
| 1310 |
移行型髄膜腫 |
頭痛, 痙攣, 神経脱落症状, 脳画像検査での腫瘤, 組織学的移行型所見, WHOグレードII, 再発リスク |
髄膜腫のWHO分類におけるグレードIIに属するタイプ。良性と悪性の中間的な特徴を持つ。 |
| 1311 |
胃サルコイドーシス |
腹痛, 胃部不快感, 吐き気・嘔吐, 食欲不振, サルコイドーシスの既往, 胃内視鏡での異常, 生検での非乾酪性肉芽腫, 多臓器病変 |
サルコイドーシスが胃に病変を形成した状態。胃の炎症、潰瘍、狭窄などをきたすことがある。 |
| 1312 |
遺残坐骨動脈 |
無症状, 下肢の血流低下症状, 動脈瘤形成, 先天性血管異常, 画像検査での確認 |
胎生期に存在するはずの坐骨動脈が、出生後も消失せずに残存している血管の異常。動脈瘤を形成しやすい。 |
| 1313 |
遺残性頚動脈脳底動脈吻合 |
無症状, 頭痛, 脳神経症状, 先天性血管異常, 脳血管造影検査で確認 |
胎生期に存在する頚動脈と脳底動脈間の吻合が、出生後も消失せずに残存している血管の異常。 |
| 1314 |
遺残性三叉神経動脈 |
無症状, 三叉神経痛, 脳動脈瘤形成, 先天性血管異常, 脳血管造影検査で確認 |
胎生期に存在する三叉神経動脈が、出生後も消失せずに残存している血管の異常。 |
| 1315 |
遺残性耳神経動脈 |
無症状, 耳鳴り, 聴力異常, 先天性血管異常, 脳血管造影検査で確認 |
胎生期に存在する耳神経動脈が、出生後も消失せずに残存している血管の異常。 |
| 1316 |
遺残性舌下神経動脈 |
無症状, 舌下神経麻痺, 先天性血管異常, 脳血管造影検査で確認 |
胎生期に存在する舌下神経動脈が、出生後も消失せずに残存している血管の異常。 |
| 1317 |
遺残胆石症 |
腹痛, 黄疸, 発熱, 胆嚢摘出術の既往, 胆管内結石, 胆管炎 |
胆嚢摘出術後にもかかわらず、胆管内に胆石が残存している状態。 |
| 1318 |
遺残半月 |
膝の痛み, 膝のロッキング, 膝の引っかかり感, 半月板切除術の既往, MRIでの半月板残存確認 |
半月板切除術後に、半月板の一部が残存し、それが症状の原因となっている状態。 |
| 1319 |
意識混濁 |
ぼんやりしている, 反応が鈍い, 見当識障害, 呼びかけに不明瞭な応答, 原因疾患の存在, 意識障害 |
意識がはっきりせず、ぼんやりとした状態。 |
| 1320 |
意識障害 |
反応の低下, 見当識障害, 錯乱, 傾眠, 昏睡, 脳の機能異常, 様々な原因 |
意識レベルが低下している状態の総称。 |
| 1321 |
意識消失 |
突然の意識の喪失, 倒れる, 呼びかけに反応しない, 痙攣, 短時間で回復, 心原性、脳原性、代謝性など |
意識が完全に失われる状態。失神、てんかん発作、脳卒中など様々な原因で生じる。 |
| 1322 |
意識不明 |
呼びかけに全く反応しない, 痛み刺激にも反応しない, 自発呼吸がない場合あり, 重度の意識障害, 生命の危険, 緊急性 |
意識が完全に失われ、外部からの刺激に全く反応しない状態。昏睡と同義。 |
| 1323 |
易刺激性 |
些細なことで怒りやすい, イライラしやすい, 感情のコントロールが難しい, 不安, 睡眠不足, ストレス, 精神疾患, ホルモン異常 |
感情的に不安定で、些細な刺激にも過敏に反応し、怒りやイライラを示す傾向。 |
| 1324 |
胃脂肪腫 |
無症状, 腹痛, 消化管出血, 胃内視鏡での黄色い隆起性病変, 生検での脂肪組織, 良性腫瘍 |
胃の粘膜下層に発生する脂肪組織由来の良性腫瘍。 |
| 1325 |
胃脂肪肉腫 |
腹痛, 腹部腫瘤, 体重減少, 消化管出血, 内視鏡での腫瘍確認, 生検での悪性所見, 悪性間葉系腫瘍 |
胃に発生する脂肪組織由来の悪性腫瘍。 |
| 1326 |
胃周囲炎 |
上腹部痛, 腹部圧痛, 発熱, 吐き気・嘔吐, 胃の周囲組織の炎症, 胃潰瘍穿孔, 胆嚢炎 |
胃の周囲の組織(漿膜、腹膜など)に炎症が起こる状態。胃潰瘍穿孔や隣接臓器の炎症が原因となる。 |
| 1327 |
胃周囲リンパ節転移 |
胃癌の既往, 胃癌の進行, リンパ節腫脹, 腹痛, 体重減少, 転移 |
胃癌が周囲のリンパ節に転移した状態。病期診断や治療方針決定に重要。 |
| 1328 |
萎縮型加齢黄斑変性 |
視力低下, 中心暗点, 変視症, 加齢, 眼底のドルーゼン, 網膜色素上皮の萎縮 |
加齢に伴い網膜の黄斑部が徐々に萎縮し、視力低下や視野の中心部の欠損をきたす疾患。 |
| 1329 |
萎縮腎 |
腎機能低下, 高血圧, 蛋白尿, 腎臓の縮小, 慢性腎臓病, 原因疾患 |
腎臓が萎縮し、小さくなった状態。腎機能低下を伴う。 |
| 1330 |
萎縮性胃炎 |
胃部不快感, 食欲不振, 胸やけ, 胃液分泌低下, ピロリ菌感染, 胃癌のリスク増加, 内視鏡での粘膜萎縮 |
胃の粘膜が薄くなり(萎縮)、機能が低下した状態。ピロリ菌感染が主な原因で、胃癌のリスクを高める。 |
| 1331 |
萎縮性咽頭炎 |
喉の乾燥感, 喉の痛み, 声のかすれ, 痰, 咽頭粘膜の乾燥・萎縮, 加齢, 慢性炎症 |
咽頭の粘膜が薄くなり(萎縮)、乾燥や痛みをきたす状態。 |
| 1332 |
萎縮性角結膜炎 |
目の乾燥感, 目の痛み, 異物感, 視力低下, 結膜、角膜の乾燥・萎縮, 涙液分泌低下, シェーグレン症候群, 加齢 |
涙液の分泌低下などにより、角膜と結膜が乾燥し、萎縮する状態。ドライアイと同義。 |