| 1658 |
犬咬創 |
皮膚の傷口, 出血, 痛み, 感染のリスク, 腫れ, 犬による咬傷歴, 破傷風、狂犬病のリスク |
犬に噛まれたことによって生じる傷。感染のリスクが高く、破傷風や狂犬病の可能性も考慮する。 |
| 1659 |
犬糸状虫症 |
咳, 胸痛, 肺結節影, 皮膚結節, 好酸球増多, Dirofilaria immitis感染, 蚊媒介, 犬との接触歴 |
犬糸状虫(Dirofilaria immitis)がヒトに寄生して引き起こす感染症。肺や皮下に結節を形成する。 |
| 1660 |
イネ科花粉症 |
鼻水, 鼻づまり, くしゃみ, 目の痒み, 花粉飛散時期に症状, イネ科花粉特異的IgE抗体陽性, アレルギー性鼻炎 |
イネ科植物の花粉に対するアレルギー反応によって引き起こされる花粉症。 |
| 1661 |
胃熱傷 |
上腹部痛, 吐き気・嘔吐, 消化管出血, 熱源摂取歴, 内視鏡での熱傷所見, 穿孔のリスク |
高温の液体や食物などによって胃の粘膜が熱傷を負った状態。 |
| 1662 |
胃粘膜異型上皮 |
無症状, 胃内視鏡での異常, 生検での病理診断, 癌化のリスク, 前癌病変, 定期的な内視鏡検査 |
胃の粘膜上皮細胞が正常とは異なる形態(異型性)を示す状態。胃癌の前段階として重要視される。 |
| 1663 |
胃粘膜過形成 |
無症状, 胃部不快感, 胃内視鏡での粘膜の肥厚, 生検での病理診断, 炎症, ピロリ菌感染, ポリープ |
胃の粘膜が過剰に増殖している状態。炎症が原因となることが多い。 |
| 1664 |
胃粘膜下腫瘍 |
無症状, 消化管出血, 腹痛, 胃内視鏡での隆起性病変, 超音波内視鏡(EUS)での診断, GIST、脂肪腫、平滑筋腫など |
胃の粘膜の下(粘膜下層)に発生する腫瘍の総称。良性から悪性まで様々。 |
| 1665 |
胃粘膜下腫瘤 |
無症状, 消化管出血, 腹痛, 胃内視鏡での隆起性病変, 超音波内視鏡(EUS)での診断, 胃粘膜下腫瘍 |
胃の粘膜の下に存在する塊状の病変。腫瘍や嚢胞など様々な原因がある。 |
| 1666 |
胃のう胞 |
無症状, 腹痛, 吐き気・嘔吐, 胃内視鏡での嚢胞確認, 超音波内視鏡(EUS)での診断, 良性 |
胃の壁に液体が貯留してできる袋状の病変。多くは良性。 |
| 1667 |
胃胚細胞腫瘍 |
腹部腫瘤, 腹痛, 吐き気・嘔吐, 胃の画像検査での腫瘤, 腫瘍マーカー高値, 小児に多い, 良性、悪性 |
胃に発生する胚細胞由来の腫瘍。奇形腫など。 |
| 1668 |
胃破裂 |
激しい上腹部痛, 腹部圧痛, 発熱, 吐き気・嘔吐, 遊離ガス像, 腹膜炎, 緊急性, 外傷, 胃潰瘍穿孔 |
胃壁が破裂し、胃内容物が腹腔内に漏れ出す重篤な状態。 |
| 1669 |
胃破裂・腹腔に達する開放創合併あり |
腹部の開放創, 胃内容物漏出, 激しい腹痛, 出血, 腹膜炎, 外傷歴, 緊急性 |
胃破裂があり、かつ腹部に腹腔内まで達する開放性の傷を伴う状態。 |
| 1670 |
胃破裂・腹腔に達する開放創合併なし |
激しい上腹部痛, 腹部圧痛, 発熱, 吐き気・嘔吐, 遊離ガス像, 腹膜炎, 皮膚に開放創なし, 緊急性 |
胃破裂があるが、腹部に腹腔内まで達する開放性の傷を伴わない状態。 |
| 1671 |
胃盤虫症 |
腹痛, 下痢, 吐き気・嘔吐, 食欲不振, 便中虫卵検出, Echinostoma spp.感染, 淡水貝、魚摂取歴, 寄生虫感染症 |
エキノストーマ属の吸虫がヒトに寄生して引き起こす感染症。消化器症状を呈する。 |
| 1672 |
易疲労感 |
疲れやすい, 倦怠感, 集中力の低下, 回復しにくい疲労, 睡眠不足, ストレス, 貧血, 甲状腺機能低下症, 慢性疲労症候群 |
日常活動によって通常以上に疲れを感じやすく、休息しても回復しにくい状態。 |
| 1673 |
いびき |
睡眠中の呼吸音, 睡眠時無呼吸, 日中の眠気, 喉の狭窄, 肥満, 扁桃肥大, 鼻閉 |
睡眠中に呼吸に伴って発生する、大きく特徴的な音。気道の狭窄が原因。 |
| 1674 |
胃びらん |
上腹部痛, 胃部不快感, 吐き気, 内視鏡での粘膜の欠損, 出血, NSAIDs使用, ストレス, アルコール摂取 |
胃の粘膜の表面が欠損した状態。潰瘍より浅い傷。 |
| 1675 |
遺糞 |
下着や衣類への便の漏れ, 便失禁, 便秘, 直腸肛門機能障害, 神経学的疾患, 心理的要因, 小児に多い |
便秘によって直腸に便が貯留し、溢れ出るように不随意に便が漏れてしまう状態。 |
| 1676 |
異物誤飲 |
嚥下困難, 吐き気・嘔吐, 腹痛, 異物摂取歴, X線での異物確認, 小児に多い, 精神疾患, 消化管閉塞 |
異物を口から飲み込んでしまうこと。消化管の閉塞や損傷の原因となる。 |
| 1677 |
異物誤嚥 |
急な咳, むせ, 呼吸困難, チアノーゼ, 異物摂取歴, 嚥下機能低下, 胸部X線での異物確認, 肺炎 |
異物を誤って気道に吸い込んでしまうこと。呼吸困難や肺炎の原因となる。 |
| 1678 |
異物誤嚥後遺症 |
慢性的な咳, 呼吸困難, 気管支拡張症, 肺炎の反復, 異物誤嚥歴, 気管支内異物 |
異物誤嚥後に、気道や肺に炎症や損傷が残り、慢性的な呼吸器症状をきたす状態。 |
| 1679 |
異物残留 |
痛み, 炎症, 感染, 異物接触歴, 画像検査での異物確認, 機能障害 |
体内に異物が残存している状態。 |
| 1680 |
異物歯間介入 |
歯間の痛み, 歯肉の腫れ, 歯肉からの出血, 異物視認, 歯周炎, 虫歯 |
歯と歯の間に異物が挟まり、痛みや歯肉の炎症を引き起こしている状態。 |
| 1681 |
異物肉芽腫 |
皮膚のしこり, 異物接触歴, 炎症反応, 生検での病理診断 |
体内に侵入した異物に対して、免疫反応として肉芽腫(炎症性のしこり)が形成された状態。 |
| 1682 |
異文化ショック |
不安, 抑うつ気分, イライラ, 孤立感, 疲労感, 食欲不振, 新しい文化環境への適応困難, 精神的ストレス |
異なる文化環境に接した際に感じる精神的、肉体的ストレス反応。 |