| 1683 |
胃分泌物嚥下性肺炎 |
咳, 発熱, 呼吸困難, 喀痰, 胃食道逆流症, 嚥下機能低下, 胸部X線異常, 誤嚥性肺炎 |
胃の内容物(胃酸など)を誤嚥することによって引き起こされる肺炎。誤嚥性肺炎の一種。 |
| 1684 |
胃平滑筋腫 |
無症状, 消化管出血, 腹痛, 胃内視鏡での隆起性病変, 生検での平滑筋組織, 良性腫瘍, 胃粘膜下腫瘍 |
胃の平滑筋組織から発生する良性腫瘍。胃粘膜下腫瘍の一つ。 |
| 1685 |
胃平滑筋肉腫 |
腹痛, 消化管出血, 腹部腫瘤, 体重減少, 内視鏡での腫瘤確認, 生検での悪性所見, 悪性間葉系腫瘍, 転移の可能性 |
胃の平滑筋組織から発生する悪性腫瘍。悪性間葉系腫瘍の一種。 |
| 1686 |
胃壁軟化症 |
胃壁の脆弱性, 胃穿孔のリスク, 腹痛, 吐き気・嘔吐, 内視鏡での胃壁の菲薄化, 特定の病態 |
胃の壁が脆弱になり、容易に損傷しやすい状態。穿孔のリスクがある。 |
| 1687 |
胃蜂窩織炎 |
激しい上腹部痛, 発熱, 吐き気・嘔吐, 腹膜刺激症状, 胃壁の炎症, 細菌感染, 非常に稀 |
胃壁に細菌が感染し、広範囲に炎症が起こる稀な疾患。敗血症に移行する可能性もある。 |
| 1688 |
いぼ状表皮異形成 |
皮膚の発疹, 色素沈着または脱失, HPV感染, 癌化のリスク, 日光暴露で悪化, 遺伝性 |
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染と遺伝的素因が関与する稀な皮膚疾患。扁平上皮癌に移行するリスクがある。 |
| 1689 |
いぼ性口腔粘膜黄色腫 |
口腔粘膜の黄色い丘疹, 痛みなし, 病理組織学的診断, 良性病変 |
口腔粘膜に発生する、黄色いイボ状の良性病変。泡沫細胞の集積が特徴。 |
| 1690 |
胃ポリープ |
無症状, 出血, 胃内視鏡での隆起性病変, 生検での病理診断, 癌化のリスク |
胃の粘膜に発生する隆起性病変。腺腫性ポリープと過形成ポリープが主なタイプで、腺腫性ポリープは癌化のリスクがある。 |
| 1691 |
胃ポリープ症 |
多数のポリープ, 消化管出血, 貧血, 癌化のリスク, 胃内視鏡での多数ポリープ確認, 遺伝性症候群 |
胃に多数のポリープが形成される状態。遺伝性の場合が多く、癌化のリスクがある。 |
| 1692 |
イマースルンド・グレスベック症候群 |
巨赤芽球性貧血, 蛋白尿, 神経学的症状, ビタミンB12吸収不良, 遺伝子変異, 乳幼児期発症 |
ビタミンB12吸収不良と蛋白尿を特徴とする稀な遺伝性疾患。巨赤芽球性貧血や神経学的症状をきたす。 |
| 1693 |
イマチニブ耐性消化管間質腫瘍 |
腹痛, 消化管出血, 腫瘍の増大, イマチニブ治療歴, KIT遺伝子二次変異, GIST(消化管間質腫瘍), 治療抵抗性 |
消化管間質腫瘍(GIST)のうち、分子標的薬イマチニブに治療抵抗性を示すようになったタイプ。 |
| 1694 |
意味性認知症 |
言葉の意味がわからない, 物の名前が言えない, 理解力低下, 行動・性格変化, 流暢な発話, 側頭葉前部の萎縮, 前頭側頭型認知症(FTLD)の一種 |
前頭側頭型認知症(FTLD)の一病型。言葉の意味の理解や物の概念が障害されることを主徴とする。 |
| 1695 |
イミダゾールアミノ酸尿症 |
尿中イミダゾールアミノ酸増加, 神経学的症状, 遺伝性, 無症状 |
イミダゾールアミノ酸(ヒスチジン関連化合物)が尿中に過剰に排泄される状態。多くの場合は良性だが、一部で神経症状を伴うことがある。 |
| 1696 |
異名半盲 |
視野の欠損, 視力低下, 脳腫瘍, 脳梗塞, 視交叉部病変, 視野検査異常 |
左右の視野の異なる側(例:右眼の右側と左眼の左側)が同時に見えなくなる視野欠損。視交叉部病変で生じる。 |
| 1697 |
医薬品アレルギー性接触皮膚炎 |
皮膚の痒み, 皮膚の発赤, 水疱, 丘疹, 特定の薬剤接触歴, 接触部位の発症, パッチテスト陽性 |
特定の医薬品(外用薬、化粧品など)との接触によって引き起こされるアレルギー性皮膚炎。 |
| 1698 |
医薬品中毒 |
吐き気・嘔吐, 意識障害, 呼吸抑制, 不整脈, 瞳孔異常, 薬剤過剰摂取または誤用, 血中薬物濃度高値, 解毒剤の有効性 |
医薬品の過剰摂取や誤用によって生じる中毒症状。 |
| 1699 |
医薬品中毒後遺症 |
神経学的症状, 精神症状, 臓器機能障害, 医薬品中毒の既往, 中毒から回復後も症状持続, 不可逆性の場合あり |
医薬品中毒から回復した後も、脳機能障害や臓器障害が残存する状態。 |
| 1700 |
胃幽門部癌 |
上腹部痛, 食欲不振, 体重減少, 吐き気・嘔吐, 胃内視鏡での腫瘍確認, 胃癌, 幽門部に発生 |
胃の幽門部(十二指腸との接続部)に発生する癌。胃の出口を塞ぎ、嘔吐をきたしやすい。 |
| 1701 |
胃癒着 |
腹痛, 腹部膨満感, 吐き気・嘔吐, 腹部手術歴, 炎症, 画像検査での癒着確認, 腸閉塞 |
胃が周囲の臓器や腹壁とくっついてしまう状態。腹痛や消化管機能障害をきたす。 |
| 1702 |
胃良性腫瘍 |
無症状, 消化管出血, 腹痛, 胃内視鏡での腫瘤確認, 生検での良性所見, 胃ポリープ、脂肪腫、平滑筋腫など, 癌化のリスク(一部) |
胃に発生する悪性ではない腫瘍の総称。 |
| 1703 |
イレウス |
腹痛, 腹部膨満, 吐き気・嘔吐, 排ガス・排便の停止, 腹部X線でのガス像, 腸の通過障害, 緊急性 |
腸の通過が完全に停止している状態。腸閉塞と同義。 |
| 1704 |
いれずみ |
皮膚の色素沈着, 痛み, 痒み, 感染のリスク, アレルギー反応, 肉芽腫形成, タトゥー施術歴 |
皮膚に色素を注入することで模様を描いた状態。タトゥー。 |
| 1705 |
胃瘻 |
栄養チューブ挿入, 経腸栄養の実施, 嚥下困難, 胃瘻造設術後, 胃瘻造設部感染のリスク |
経腸栄養の目的で、腹壁から直接胃にチューブを留置した状態。 |
| 1706 |
胃瘻開口部に対する手当て |
胃瘻からの漏れ, 胃瘻周囲の皮膚炎, 胃瘻周囲の痛み, 胃瘻の清潔保持, チューブの固定, スキンケア, 胃瘻造設状態 |
胃瘻のチューブが体外に出ている開口部を清潔に保ち、皮膚トラブルや感染を防ぐためのケア。 |
| 1707 |
胃瘻後期合併症 |
胃瘻周囲の痛み, 胃瘻からの漏れ, 胃瘻周囲の皮膚炎, 胃瘻感染, チューブの埋没症候群, 胃瘻造設後数ヶ月〜数年, 肉芽形成 |
胃瘻を造設してから時間が経過した後に発生する合併症。チューブの埋没、感染、肉芽形成など。 |