| 1883 |
陰のう血管角化腫 |
陰嚢の赤紫色丘疹, 痛みなし, 出血, 良性, 加齢, Fabry病 |
陰嚢に発生する血管と角質が混じり合った良性の病変。フォアダイス病変とも呼ばれる。 |
| 1884 |
陰のう血管腫 |
陰嚢の赤色腫瘤, 痛みなし, 出血, 画像検査での血管腫確認, 良性腫瘍, 先天性 |
陰嚢に発生する血管由来の良性腫瘍。 |
| 1885 |
陰のう血腫 |
陰嚢の腫脹, 陰嚢の色調変化, 痛み, 圧痛, 外傷歴, 術後合併症 |
陰嚢内に血液が溜まった状態。外傷や手術合併症で生じる。 |
| 1886 |
陰のう挫傷 |
陰嚢の痛み, 陰嚢の腫脹, 皮下出血, 血腫形成, 外傷歴, 睾丸損傷の可能性 |
陰嚢に外力が加わり、皮膚は損傷せずに内部組織が損傷(打ち身)した状態。 |
| 1887 |
陰のう挫滅傷 |
陰嚢の激しい痛み, 陰嚢の著しい腫脹, 広範囲の皮下出血, 組織の壊死, 陰嚢の変形, 重度の圧迫外力, 睾丸損傷の可能性, 感染のリスク |
陰嚢に強い圧迫や引き裂かれるような外力が加わり、組織が広範囲に損傷する重篤な外傷。 |
| 1888 |
陰のう挫滅創 |
陰嚢の皮膚の著しい損傷, 広範囲の出血, 激しい痛み, 組織の壊死, 感染のリスク, 重度の圧迫外力 |
陰嚢の皮膚が強く圧迫され、潰れたり引き裂かれたりするような重度の損傷。陰嚢挫滅傷と同義。 |
| 1889 |
陰のう湿疹 |
陰嚢の痒み, 陰嚢の発赤, 丘疹, 落屑, 皮膚の乾燥, 接触性皮膚炎, 真菌感染, アトピー性皮膚炎 |
陰嚢の皮膚に生じる炎症性疾患。 |
| 1890 |
陰のう腫大 |
陰嚢の腫れ, 痛み, 圧痛, 発熱, 精巣上体炎, 精巣炎, 陰嚢水腫, ヘルニア, 腫瘍 |
陰嚢が腫れている状態。炎症、感染、水腫、ヘルニア、腫瘍など様々な原因がある。 |
| 1891 |
陰のう腫瘍 |
陰嚢のしこり, 痛み, 出血, 陰嚢の変形, 良性、悪性など, 生検での病理診断 |
陰嚢に発生する腫瘍の総称。良性(アテローム、脂肪腫、血管腫など)と悪性(癌、肉腫など)がある。 |
| 1932 |
陰のう静脈瘤 |
陰嚢の腫れ, 陰嚢の重い感じ, 陰嚢内の索状物, 痛み, 不妊症, 精索静脈瘤, 超音波検査で診断 |
陰嚢内の静脈が拡張し、こぶ状になる状態。精索静脈瘤と同義。男性不妊の原因となることがある。 |
| 1933 |
陰のう水腫 |
陰嚢の腫れ, 痛みなし, 陰嚢内の液体貯留, 透過性(光を通す), 先天性または後天性, 超音波検査で診断 |
陰嚢内に漿液が貯留し、陰嚢が腫れる状態。 |
| 1934 |
陰のう切断 |
陰嚢の欠損, 多量出血, 痛み, 外傷歴, 緊急性 |
陰嚢の一部または全部が切断された状態。 |
| 1935 |
陰のうそう痒症 |
陰嚢の強い痒み, 皮膚の発赤, 皮膚の皮むけ, 掻破痕, 湿疹、真菌感染、皮膚乾燥など, 慢性化しやすい |
陰嚢に強い痒みが生じる状態。 |
| 1936 |
陰のう第1度熱傷 |
陰嚢の発赤, 痛み, 軽度の腫れ, 水疱なし, 皮膚表面の損傷 |
陰嚢に生じた熱傷のうち、皮膚の表皮のみが損傷した状態。 |
| 1937 |
陰のう第2度熱傷 |
陰嚢の皮膚の発赤, 水疱形成, 強い痛み, 腫れ, 皮膚の表皮と真皮の一部が損傷 |
陰嚢に生じた熱傷のうち、皮膚の表皮と真皮の一部が損傷した状態。水疱形成と強い痛みが特徴。 |
| 1938 |
陰のう第3度熱傷 |
陰嚢の皮膚の色調変化, 痛みなし, 皮膚の感覚消失, 水疱なし, 皮膚の全層が損傷 |
陰嚢に生じた熱傷のうち、皮膚の全層が損傷した重篤な状態。神経終末が破壊されるため、痛みを伴わないことが多い。 |
| 1939 |
陰のう痛 |
陰嚢の痛み, 睾丸痛, 陰嚢の腫れ, 圧痛, 精巣上体炎, 精巣炎, 精索静脈瘤, ヘルニア, 外傷 |
陰嚢に痛みが生じる状態。 |
| 1940 |
陰のう内脂肪肉腫 |
陰嚢内のしこり, 痛み, 鼠径リンパ節腫脹, 組織学的悪性所見, 転移の可能性, 悪性間葉系腫瘍 |
陰嚢内部に発生する脂肪組織由来の悪性腫瘍。 |
| 1941 |
陰のう内出血 |
陰嚢の腫脹, 陰嚢の色調変化, 痛み, 外傷歴, 血腫形成, 睾丸損傷の可能性 |
陰嚢内部に血液が溜まった状態。外傷が主な原因。 |
| 1942 |
陰のう内腫瘤 |
陰嚢のしこり, 痛み, 陰嚢の腫れ, 超音波検査で診断, 精巣腫瘍, 精巣上体嚢胞, 陰嚢水腫, ヘルニア |
陰嚢内部に存在する塊状の病変。精巣腫瘍、精巣上体嚢胞、陰嚢水腫など様々な原因がある。 |
| 1943 |
陰のう内良性腫瘍 |
陰嚢内のしこり, 痛みなし, 超音波検査で診断, 生検での良性所見, 精巣上体嚢胞、脂肪腫など |
陰嚢内部に発生する悪性ではない腫瘍の総称。精巣上体嚢胞が最も多い。 |
| 1944 |
陰のう軟性線維腫 |
陰嚢の皮膚の柔らかいしこり, 痛みなし, 良性腫瘍, 皮膚のたるみ, 加齢 |
陰嚢の皮膚に発生する柔らかい良性の腫瘍。スキンタグに類似。 |
| 1945 |
陰のう熱傷 |
陰嚢の痛み, 陰嚢の発赤, 水疱形成, 皮膚の色調変化, 熱源接触歴, 感染のリスク |
陰嚢に熱が接触し、皮膚や組織が損傷した状態。 |
| 1946 |
陰のう膿瘍 |
陰嚢の腫れ, 陰嚢の痛み, 発赤, 熱感, 膿の貯留, 発熱, 細菌感染, 外傷歴 |
陰嚢の組織内に膿がたまった状態。細菌感染が原因。 |
| 1947 |
陰のうパジェット病 |
陰嚢の紅斑, 痒み, 痛み, びらん, 組織学的悪性所見, 稀な癌, 腺癌の皮膚浸潤 |
陰嚢の皮膚に発生する稀な悪性腫瘍。皮膚の表皮内に癌細胞が浸潤する。 |