| 2123 |
う蝕第1度 |
歯の表面の白濁, 痛みなし, 自覚症状なし, エナメル質のみの損傷, 歯科診察で確認, 再石灰化可能 |
虫歯の最も初期の段階。歯の表面のエナメル質のみが溶かされている状態。 |
| 2124 |
う蝕第2度 |
歯の痛み, 歯に穴があいている, 象牙質に到達, 歯科診察で確認, 詰め物治療 |
虫歯がエナメル質を越えて、象牙質にまで達した段階。冷たいものや甘いもので痛む。 |
| 2125 |
う蝕第2度単純性歯髄炎 |
歯の痛み, う蝕第2度, 歯髄の軽度炎症, 歯髄に細菌感染なし, 可逆性 |
う蝕が象牙質に達し、歯髄が軽度に炎症を起こしている状態。冷たいものや甘いもので痛むが、持続しない。 |
| 2126 |
う蝕第3度 |
歯の激しい痛み, 歯に大きな穴があいている, 歯髄に到達, 根管治療が必要, 歯科診察で確認 |
虫歯が歯髄(歯の神経)にまで達した段階。激しい痛みや冷たいもの、温かいものへの反応が特徴。 |
| 2127 |
う蝕第3度急性化膿性根尖性歯周炎 |
歯の激しい痛み, 歯肉の腫れ, 顔面腫脹, 発熱, う蝕第3度, 根尖周囲の膿瘍, 根管からの細菌感染, 緊急性 |
う蝕が歯髄に達し、さらに根の先の歯周組織に化膿性の炎症が広がった状態。 |
| 2128 |
う蝕第3度急性化膿性歯髄炎 |
歯の激しい痛み, 冷水で痛みが和らぐ, う蝕第3度, 歯髄の化膿性炎症, 根管治療が必要 |
う蝕が歯髄に達し、歯髄が化膿性の炎症を起こしている状態。 |
| 2129 |
う蝕第3度急性単純性根尖性歯周炎 |
歯の痛み, 歯肉の腫れ, う蝕第3度, 根尖周囲の炎症, 歯髄の壊死に先行, X線での根尖病変なし |
う蝕が歯髄に達した後、根の先の歯周組織に急性非化膿性炎症が起こる状態。 |
| 2130 |
う蝕第3度歯髄壊死 |
痛みなし, う蝕第3度, 歯髄の死滅, 歯の変色, 冷たいもの、温かいものに反応なし, 根管治療が必要, 根尖性歯周炎への移行リスク |
う蝕が歯髄に達し、歯髄が完全に死滅した状態。通常は痛みを伴わないが、感染が根の先に広がることがある。 |
| 2131 |
う蝕第3度歯髄壊疽 |
痛みなし, う蝕第3度, 歯髄の腐敗壊死, 歯の変色, 冷たいもの、温かいものに反応なし, 根管治療が必要, 根尖性歯周炎への移行リスク, 口臭 |
う蝕が歯髄に達し、歯髄が細菌感染を伴って腐敗壊死した状態。 |
| 2132 |
う蝕第3度慢性壊疽性歯髄炎 |
痛みなし, う蝕第3度, 歯髄の腐敗壊死, 歯の変色, 冷たいもの、温かいものに反応なし, 根管治療が必要, 根尖性歯周炎への移行リスク |
う蝕が歯髄に達し、歯髄が細菌感染を伴って腐敗壊死した状態。慢性的な経過をたどる。 |
| 2133 |
う蝕第3度慢性潰瘍性歯髄炎 |
歯の鈍痛, う蝕第3度, 歯髄の潰瘍形成, 冷たいもの、温かいものへの過敏反応, 根管治療が必要 |
う蝕が歯髄に達し、歯髄に慢性的な潰瘍が形成されている状態。 |
| 2134 |
う蝕第3度慢性化膿性根尖性歯周炎 |
歯の鈍痛, 歯肉の腫れ, フィステル形成, う蝕第3度, 根尖周囲の膿瘍, 根管からの細菌感染 |
う蝕が歯髄に達し、さらに根の先の歯周組織に慢性的な化膿性炎症が広がった状態。フィステル形成が特徴。 |
| 2135 |
う蝕第3度慢性増殖性歯髄炎 |
歯髄の増殖, 痛みなし, う蝕第3度, 歯髄組織の過剰な増殖, 小児に多い, 歯髄ポリープ |
う蝕が歯髄に達し、歯髄組織が過剰に増殖して歯の穴から突出した状態。歯髄ポリープとも呼ばれる。 |
| 2136 |
う蝕第4度 |
歯冠の大部分が欠損, 歯根のみ残存, 痛みなし, 咀嚼困難, 感染のリスク, レントゲンでの確認 |
虫歯が進行し、歯の大部分が崩壊して歯根のみが残存している状態。 |
| 2137 |
右心室粘液腫 |
呼吸困難, 動悸, 胸痛, 失神, 心雑音, 心エコーでの腫瘍確認, 良性腫瘍, 心臓の原発性腫瘍で最も多い |
右心室に発生する心臓の良性腫瘍。血流障害や塞栓症を引き起こすことがある。 |
| 2138 |
右心症 |
心臓が胸の右側にある, 無症状, 先天性, 心疾患の合併, 胸部X線で確認, 内臓逆位 |
心臓が胸郭の右側に位置している先天性奇形。右胸心と同義。 |
| 2139 |
右心低形成症候群 |
チアノーゼ, 呼吸困難, 心雑音, 心不全症状, 超音波検査で診断, 先天性心疾患, 新生児期に緊急対応が必要 |
右心室が著しく小さく、肺動脈や三尖弁の異常を伴う重篤な先天性心疾患。 |
| 2140 |
右心不全 |
下肢のむくみ(浮腫), 頚静脈の怒張, 肝腫大, 腹水, 全身倦怠感, 呼吸困難, 心機能低下, 肺高血圧症, 心エコーで診断 |
右心室のポンプ機能が低下し、全身に血液を送り出せなくなる状態。 |
| 2141 |
右心房粘液腫 |
呼吸困難, 動悸, 胸痛, 失神, 心雑音, 心エコーでの腫瘍確認, 良性腫瘍, 心臓の原発性腫瘍で最も多い |
右心房に発生する心臓の良性腫瘍。血流障害や塞栓症を引き起こすことがある。 |
| 2142 |
右側大動脈弓 |
無症状, 嚥下困難, 呼吸困難, 胸部X線で診断, 先天性, 血管輪 |
大動脈弓が通常(左側)とは異なり、右側に存在する先天性奇形。気管や食道を圧迫し、症状をきたすことがある。 |
| 2143 |
うちわ歩行 |
歩行時のふらつき, バランスが悪い, 足を開いて歩く, 運動失調, 小脳性運動失調, 神経学的評価 |
歩行時に足が左右に大きく開き、バランスを崩しやすい歩き方。小脳性運動失調で特徴的。 |
| 2144 |
うっ血肝 |
肝腫大, 右上腹部痛, 圧痛, 肝機能異常, 右心不全, 心不全, 肝静脈のうっ血, 心エコーで右心機能評価 |
心不全などにより肝臓への血液還流が悪くなり、肝臓が血液でうっ血して腫大した状態。 |
| 2145 |
うっ血性壊疽 |
皮膚の色調変化, 皮膚の冷感, 痛み, 腫脹, 腐敗臭, 血流うっ滞, 動脈硬化、糖尿病, 切断の可能性 |
動脈だけでなく静脈の血流も悪くなり、うっ血(血液が滞る)を伴って組織が壊死した状態。 |
| 2146 |
うっ血性肝炎 |
肝腫大, 右上腹部痛, 肝機能異常, 黄疸, 心不全, 肝静脈のうっ血, 肝生検での炎症所見 |
心不全などによる肝臓への血液還流障害が原因で、肝臓がうっ血し炎症を起こす状態。 |
| 2147 |
うっ血性肝硬変 |
肝腫大, 右上腹部痛, 腹水, 黄疸, 肝機能低下, 心不全, 肝静脈のうっ血, 肝の線維化 |
心不全などによる肝臓への血液還流障害が長期化し、肝臓がうっ血して線維化し硬くなった状態。 |