| 2148 |
うっ血性巨脾 |
脾腫, 腹部膨満感, 貧血, 血小板減少, 白血球減少, 門脈圧亢進症, 肝硬変, 脾静脈のうっ血 |
門脈圧亢進症などにより脾臓がうっ血し、異常に腫大した状態。 |
| 2149 |
うっ血性紫斑病 |
皮膚の紫斑, 色素沈着, 皮膚の腫れ, 立位での増悪, 静脈うっ滞, 慢性静脈不全 |
静脈のうっ滞(血液の滞り)により、下腿などに紫斑が生じる状態。 |
| 2150 |
うっ血性心不全 |
呼吸困難, むくみ(浮腫), 全身倦怠感, 咳, 動悸, 心機能低下, 心臓のポンプ機能不全, 胸部X線での心拡大、肺うっ血 |
心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液をうまく送り出せないため、血液が肺や全身に滞留する状態。 |
| 2151 |
うっ血性鼻炎 |
鼻づまり, 鼻水, 嗅覚障害, 鼻粘膜の腫脹, 血管収縮剤の乱用, 慢性鼻炎 |
鼻粘膜の血管がうっ血し、持続的な鼻づまりをきたす状態。 |
| 2152 |
うっ血乳頭 |
視力低下, 視野狭窄, 頭痛, 吐き気・嘔吐, 眼底検査での視神経乳頭の腫脹, 脳圧亢進, 脳腫瘍、髄膜炎、水頭症など |
頭蓋内圧亢進により視神経乳頭が腫脹した状態。視力低下や視野狭窄をきたす。 |
| 2153 |
うっ滞性皮膚炎 |
下肢の皮膚の色素沈着, 下肢のむくみ(浮腫), 痒み, 皮膚の発赤, 皮膚潰瘍, 慢性静脈不全, 静脈瘤 |
下肢の静脈の血流が悪くなり、血液が滞る(うっ滞)ことで生じる皮膚炎。 |
| 2154 |
うつ状態 |
気分の落ち込み, 興味・喜びの喪失, 食欲不振または過食, 睡眠障害, 全身倦怠感, 集中力低下, 悲観的思考, 精神的ストレス, うつ病 |
気分が落ち込み、意欲が低下し、精神的・身体的な活動性が低下した状態。 |
| 2155 |
うつ状態アルコール中毒 |
うつ状態, 飲酒量の増加, 飲酒のコントロール不能, 飲酒による問題発生, 飲酒中断時の離脱症状, アルコール中毒, 共存症 |
うつ状態とアルコール中毒が同時に存在し、互いに影響し合っている状態。 |
| 2156 |
うつ病 |
気分の落ち込み, 興味・喜びの喪失, 食欲不振または過食, 睡眠障害, 全身倦怠感, 集中力低下, 自殺念慮, 精神的ストレス, セロトニン、ノルアドレナリン不足 |
持続的な気分の落ち込み、興味や喜びの喪失、睡眠・食欲の異常などを特徴とする精神疾患。 |
| 2157 |
うつ病型統合失調感情障害 |
抑うつ症状, 精神病症状, 両方の症状が同時に出現, 統合失調症, 気分障害, 精神科的評価 |
統合失調症と気分障害(うつ病)の両方の症状が同時に、または短期間の間に現れる精神疾患。 |
| 2158 |
腕の表在性凍傷 |
腕の皮膚の蒼白, 冷感, しびれ, 感覚鈍麻, 再温後発赤、腫脹、痛み, 水疱形成, 寒冷曝露歴, 皮膚の浅い損傷 |
腕の皮膚の表面が寒さに長時間曝されることで、凍結し損傷する状態。 |
| 2159 |
海ヘビ毒 |
筋肉痛, 筋力低下, 尿の赤色化, 呼吸困難, 海ヘビ咬傷歴, 横紋筋融解症, 腎不全, 神経毒 |
海ヘビの毒による中毒。筋力低下、呼吸麻痺、横紋筋融解症などをきたす。 |
| 2160 |
瓜実条虫症 |
肛門周囲の痒み, 便中に虫体の一部, 下痢, 腹痛, 犬や猫との接触歴, ノミ媒介, 便中虫卵検出 |
瓜実条虫(Dipylidium caninum)が腸に寄生して引き起こす感染症。犬や猫のノミが媒介する。 |
| 2161 |
ウルシによるアレルギー性接触皮膚炎 |
皮膚の強い痒み, 皮膚の発赤, 水疱形成, 丘疹, ウルシ接触歴, 接触部位に一致した発疹, 遅延型アレルギー |
ウルシの樹液に含まれるウルシオールに対するアレルギー反応によって引き起こされる皮膚炎。 |
| 2162 |
ウルリッヒ症候群 |
リンパ浮腫(先天性), 低身長, 翼状頚, 心奇形, MRCOLF1遺伝子変異, 先天性, 女性 |
リンパ浮腫、低身長、翼状頚、心奇形などを特徴とする稀な先天性症候群。ターナー症候群に類似する。 |
| 2163 |
ウルリッヒ病 |
筋力低下, 関節拘縮, 脊柱側弯症, 呼吸不全, コラーゲンVI遺伝子変異, 先天性筋ジストロフィー, 進行性 |
コラーゲンVIの遺伝的異常による先天性筋ジストロフィー。重度の筋力低下、関節拘縮、呼吸不全をきたす。 |
| 2164 |
ウルリヒ・ファイヘティガー症候群 |
重度の知的障害, 小頭症, 特徴的な顔貌, 骨格異常, 神経発達遅滞, 遺伝子変異, 先天性多発奇形症候群 |
重度の知的障害、小頭症、特徴的な顔貌、骨格異常などを特徴とする稀な先天性症候群。 |
| 2165 |
ウレアプラズマ尿道炎 |
排尿時痛, 尿道からの分泌物, 尿道痒み, ウレアプラズマ検出, 性行為感染症(STI), 非淋菌性尿道炎 |
ウレアプラズマ(Ureaplasma urealyticum, Ureaplasma parvum)感染によって引き起こされる尿道の炎症。 |
| 2166 |
運動過多症候群 |
過剰な運動, 不眠, 体重減少, 疲労感, 神経学的疾患, 精神疾患, 薬剤性 |
異常に活動的で、過剰な運動を止められない状態。様々な神経疾患、精神疾患、薬剤が原因となる。 |
| 2167 |
運動機能の特異的発達障害 |
運動の不器用さ, バランスの悪さ, 微細運動の困難, 粗大運動の困難, 知的障害なし, 年齢相応の運動能力の遅れ, 発達障害 |
知的障害や神経疾患がないにもかかわらず、運動機能の発達が著しく遅れる状態。発達性協調運動障害。 |
| 2168 |
運動器不安定症 |
歩行時のふらつき, バランスの悪さ, 転倒しやすい, 筋力低下, 脊柱管狭窄症, 変形性関節症, 高齢者に多い, ロコモティブシンドローム |
加齢に伴う運動器の機能低下により、バランス能力が低下し、転倒しやすくなる状態。 |
| 2169 |
運動失行 |
指示された運動ができない, 模倣運動の困難, 日常動作の困難, 脳損傷, 左右大脳半球の連携障害, 神経心理学的検査で診断 |
麻痺がないにもかかわらず、意図した複雑な運動ができない状態。脳の特定の領域の損傷による。 |
| 2170 |
運動失調 |
歩行時のふらつき, バランスの悪さ, 手足の協調運動の困難, 構音障害, 眼振, 小脳障害, 脊髄障害, 遺伝性疾患 |
筋肉の協調性が障害され、円滑な運動ができなくなる状態。小脳や脊髄の病変が原因となる。 |
| 2171 |
運動失調性四肢麻痺 |
運動失調, 四肢の麻痺, 構音障害, 眼振, 脳の広範囲な損傷, 遺伝性疾患, 脳性麻痺 |
運動失調と四肢の麻痺を合併した状態。脳性麻痺や特定の遺伝性疾患でみられる。 |
| 2172 |
運動失調性脳性麻痺 |
運動失調, 筋緊張低下, 歩行時のふらつき, 発語障害, 小脳の損傷, 出生前後の脳損傷, 脳性麻痺 |
脳性麻痺の一病型で、小脳の損傷によって運動失調を主徴とする。 |